毛皮買取で損をしない方法とは?高く売る方法をお伝えします!

毛皮について①

毛皮の価値

毛皮の査定、一軒目

私は元々毛皮が好きで、ミンクとセーブルの毛皮を持っていました。
事情があってその毛皮を売らなければいけなくなり、どうせ売るならできるだけ高く売りたいと考えていたのです。
自分で着るために購入した毛皮ですので売る日が来ることなど想定しておらず、セガという高級ブランドの毛皮だったのですが保証書がどこにあるのか見つかりませんでした。
ネットで見ると、やはり保証書はあった方が高い価格で買い取ってもらえるということだったので、家中を探したのですが見つかりませんでした。
たぶん、捨てるということはないのでどこかにあるはずなのですが・・・。
どうしても出てこないので諦めて、とりあえずクリーニング業者にパウダークリーニングをお願いしました。
仕上がってきた毛皮は本当に美しく手触りも良く、手放すのがもったいなくなるほどの仕上がりでした。

最初に査定に持って行ったのは、質屋と買い取りの両方をやっているところでした。
保証書がないことをとても残念がって、それでも“セガ”のブランドを知っており2着で70,000円という査定額でした。
私にとってはまさかの低い価格でした。
気に入っていた毛皮なので、そんな価値しかないのかと思うと尚更です。
購入時は、ミンクのショートコートは25万円でしたし、セーブルのポンチョは18万円ほどでした。
もちろん新品ではないのでそんなに高く売れるとは思っていませんが、ここまで安くなるのかと愕然としたのです。

毛皮の査定、二軒目

二軒目は、貴金属宝石毛皮などの買取業者へ行きました。
保証書がないことを告げると、「そうですか」と言って毛皮をチェックし、“セガ”の毛皮だということも気付いてもらうことなく、なんと2着で40,000円の査定価格だったのです。
これにはかなりショックを受けました。
毛皮の査定ができないのか、それとも保証書かないことでここまで査定額が低くなってしまったのか分かりませんが、間違ってもこの業者に売却はしない!と思いました。
私が「もう少し考えてみます」というと、その買取業者は「どこで査定してもらっても、この程度の価格だよ」と最後に言いました。
私は少し落ち込んでしまい、売るのは辞めようかとも思ったほどです。
しかしどうしてもお金が必要でしたし、ほかにお金に替えられるようなものは持っていなかったので、やっぱり毛皮を売るしか方法はなかったのです。

毛皮の査定、三軒目

三軒目は、バッグなどのブランド品を主に取り扱っている買取業者へ行きました。
接客はとても丁寧で気持ちの良い対応でしたし、保証書がないことを告げると「セガの毛皮は保証書があれば高い価格が付いたのに、残念ですね」と言ったのです。
“セガ”の毛皮であることはすぐに分かったようで、本物だということも分かってくれたようでした。
しかし保証書がないということで、査定額は55,000円でした。
保証書がなければ妥当な値段だそうです。
正直、どこへ行っても思っていた価格よりも安いので、私は気力がなくなる思いでした。

買取の依頼

私が大切にしていた毛皮は、1着目は大学時代にバイトで貯めたお金でやっと購入したものでした。
焼肉屋さんでほとんど毎日夜中までバイトをして、コツコツ貯めたお金でした。
2着目は、就職をしてからコツコツ貯金をして買ったものです。
大学進学のときから1人暮らしをしていたので、毛皮を買うほどの貯金をするのは簡単ではありませんでしたが、毛皮を買うことを目標に頑張ったのです。
小さなころから母が毛皮を着ており、とても手触りが良かったのでずっと憧れていたのです。

毛皮は、一軒目の質屋と買い取りの両方をやっているところで買い取ってもらうことにしました。
70,000円でしたが、査定してもらった買取業者の中では一番高かったので、そこで手を打つことにしたのです。
価格の低さは少しショックですが、中古の毛皮の価値はそんなものなんでしょうね。
そのお金は事情があってお金が必要な母に送金しました。
また頑張った買いたいと思います。

毛皮のロングコートの保管方法

着用したら

毛皮が埃が付きやすいため、着用後にしっかり手入れをしなければ毛が抜ける減員にもなり兼ねません。
着用した後は、手の平で軽く毛皮を叩き、逆さにして毛の間の埃も叩き落としてください。
さらによく振って毛並みをフワフワにして、毛並みの方向に専用ブラシでブラッシングしてください。

保管で気を付けたいこと

保管する際に気を付けなければいけないこととして、湿気と虫害があります。
防虫剤は必ず1種類にして、説明書を読んで適切な使用方法を守りましょう。
2種類以上の防虫剤を使用すると、化学反応を起こしてシミの原因となる場合もありますので、気を付けてください。
また、ロングコートをクローゼットで保管する場合には、十分な高さにハンガーバーを設置し、裾が床に付かないようにしてください。
毛皮の毛並みにクセがつきますので、気を付けましょう。
ハンガーは太めの木製のものを使用し、埃除けの布のカバーをかけ、毛皮が潰れないようにゆったりと間隔をあけてください。
カバーにポリ袋を使用すると内側に湿気が籠り毛皮を傷めますので、避けましょう。
また、クローゼットにロングコートを掛けられる十分な高さがない場合、保管箱で保管をすると良いですね。
白い布やハトロン紙などに包んで収納します。
ハトロン紙は100均にも売られていますので、手軽に手に入れることが可能です。
畳み方はふっくらと、毛並みが逆らわないように注意して畳んでください。
絶対に潰してはいけません。
ご自身で保管することに自信がない場合には、クリーニング業者などの専門業者に依頼することをお勧めします。

毛皮の天敵

毛皮にはいくつかの天敵があります。
天敵に気を付けて保管をすれば、来シーズンも良い状態で着用することが可能ですので、覚えておきましょう。

毛皮にとって、日光や蛍光灯などの紫外線は変色の原因となります。
通気性のある布のカバーは、誇り避けの役目と同時に、光を遮断する役目も担うことになります。

硬化、カビ、虫食い

虫食いには防虫剤を使用しますが、上記にもありますように必ず1種類の防虫剤を使用してください。
2種類以上の防虫剤を使用すると、化学反応を起こしてシミの原因にもなります。
また、湿気の心配をして除湿剤を使用すると、毛皮の硬化の原因となりますので、気を付けましょう。

型崩れ

上記にもありますように、ハンガーで吊るすときには十分な高さをとって裾が床に付かないようにしてください。
また、幅の狭いハンガーや細いプラスチックハンガーなどより、太めの木製のハンガーをお勧めします。
さらに十分な間隔を取らなければ、毛皮が型崩れしてしまいますので、注意してください。
毛皮のマフラーやショールなども、ハトロン紙に包んで余裕のある箱などにゆったりと保管してください。
毛皮は間違った保管の仕方をすると簡単に型崩れをしたり毛並みが潰れてしまうので、気を付けてください。

毛皮が熱に弱いです。
裏地にアイロンをかけようとして、皮にも熱が伝わってしまうと皮が収縮し硬化や破れの原因となります。

理想的な保管場所

では、毛皮のロングコートを保管する場合に理想的な場所はどんなところでしょうか。
まず、温度は10度以下、湿度は50%前後が良いとされています。
これらは厳守ではありませんが、通気性が良く暗冷な場所である必要があります。
さらに、押しつぶされたり、裾が床に付くことがなく、コートがゆったりと余裕を持って収納できるところでなければいけませんね。
シーズンが終わったら毛皮の扱いがある専門のクリーニング業者に出し、型崩れや傷みに気を付けて保管するようにしましょう。
自信がない場合や不安な場合には、保管の専門業者がありますので検討してみると良いですね。
専門業者では、温度や湿度の管理もしてもらうことができ、来シーズンまで預かってもらいことができるため、安心ですね。

毛皮のランクと価格

毛皮の種類

毛皮には種類があります。
ワシントン条約の制定で捕獲が禁止された動物ができ、それまで毛皮にしていた動物が激減し、さらに最近は動物の数そのものが減ってきていることで毛皮の数が減っています。
また、不景気が続いたことも影響しているのでしょうか。
毛皮の流通も減っています。
世界三大毛皮は、“セーブル”“チンチラ”“リンクス”で、これらは最高級の毛皮として非常に高価なものです。
親御さんの遺品に毛皮があって査定を求める方は多いようですが、ほとんどの方が「何の毛皮ですか?」というところから入るようです。
世界三大毛皮のほかにも、たくさんの種類の毛皮があります。

“ミンク”は、毛皮の代表とも言える品種で、高級品としても有名ですね。
ミンクよりは価格が安くなりますが、“フォックス”も毛皮としては有名です。
ほかにも、“ラビット”や“ラム”“リス”や“タヌキ”など、価格帯は下になりますが、毛皮の種類として挙げることができますね。

毛皮の刺毛と綿毛

動物の毛には、刺毛と綿毛の2種類があります。
刺毛は綿毛よりも長く、体を守るための毛だと言われています。
また、綿毛は柔らかくフワフワしており、体温調節をするための毛のことです。
ですから長い刺毛の下に柔らかい綿毛があるということですね。

刺毛と綿毛はどちらも重要ですが、密集して生える綿毛が抜けていると毛皮としては薄く温かみにも欠けるため、価格は低くなってしまいます。
また、ゴシゴシ擦るように拭き取りをしたりすると、刺毛が抜けてしまい見栄えも悪くなってしまいます。

世界三大毛皮

先ほども述べましたように、世界三大毛皮は“セーブル”“チンチラ”“リンクス”の毛皮です。
では、それぞれの特徴を見てみましょう。

セーブル

セーブルはイタチ科の動物で日本では黒テンという名前がついています。
イタチ科の動物の毛皮と言えばミンクですが、ミンクよりも刺毛が長くふわっとして指通りが良いのが特徴です。
ミンクとセーブルは良く似ていますが、触れば違いが分かるでしょう。
セーブルの中でもロシアンセーブルは最高級品で、新品であれば500万~1000万円ということも珍しくはありません。

チンチラ

チンチラはネズミの仲間で、耳と尻尾が大きく体が大き目のネズミです。
チンチラは、ペットショップでペットとしても売られています。
刺毛はなく、綿毛だけなので非常に柔らかく手触りがスベスベなのが特徴です。
色のグラデーションが美しく、コートなどではモコモコと毛のかたまりがあるのも可愛らしく人気の秘密です。
価格はコートで500万円程度でしょうか。
やはり、非常に高価な毛皮です。

リンクス

リンクスは、別名オオヤマネコというように大きなネコの仲間で、尻尾が短く耳が尖がっていることが特徴です。
毛は、茶色と白色に分れており、白の部分には斑模様があります。
この白い部分の毛が長いほど、毛皮としての価値が高くなります。

三大毛皮以外の毛皮

上記で紹介した三大毛皮以外にも、様々な毛皮があります。
有名なところでは、毛皮の代表とも言える“ミンク”がありますね。
さらに“フォックス”や“ラビット”などもありますね。
毛皮の中で最も出回っていると言われているのが、“ミンク”です。
高価ではありますが、昔から人気のある毛皮です。

“フォックス”は、キツネのことですね。
価格が安く購入しやすいため、若い方にも人気があります。

さらに“ラビット”はウサギのことです。
ウサギはご存知の通り毛足が短くフワフワしていて手触りが良く、染色しやすいのが特徴です。
ですからラビットの毛皮に関しては、様々な色のものが販売されています。

ほかにも“ラム”“リス”“タヌキ”などがあり、比較的安い価格で購入することができます。

毛皮のブランド

ブランドは安心の証

毛皮は決して安い買い物ではありません。
だからこそ、間違いのないものを購入したいと思う方は多いようです。
ブランドはそういった期待に応えて、不安を払拭することができる一つの要素だと言えるでしょう。
また逆に、『このブランドの毛皮が欲しかった』というように、ブランドを信用した買い方をする方もいらっしゃるでしょう。
いずれにしても、毛皮の購入においてブランドは非常に人気を集める要素となっています。

毛皮ブランドの例

では、毛皮を販売している有名ブランドには、どんなブランドがあるでしょうか。
ここに少しだけ例を挙げてみましょう。

●LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)
●CHANEL(シャネル)
●Christian Dior(クリスチャン・ディオール)
●GUCCI(グッチ)
●PRADA(プラダ)
●Miu Miu(ミュウミュウ)
●FENDI(フェンディ)
●Ferragamo(サルヴァトーレ・フェラガモ)
●SAGA(サガ)
●EMBA(エンバ)
●FOXEY(フォックシー)

上記のほかにもたくさんのブランドが毛皮の販売をしています。
このようなブランドの毛皮は、購入すると保証書が付いてきます。
この保証書が買取の際に重要になります。
保証書があるとないとでは査定金額に大きな差が生まれるため、大切に取っておくことをお勧めします。

ブランドの毛皮は人気があるため、リユース品であっても購入希望者は多くいます。
ですから買取査定では高値が付く場合が多く、特に保証書付きの場合は高い価格で買取してもらうことが可能です。
しかしいくらブランドの毛皮であっても、状態が悪くては査定価格は下がってしまいますし、最悪の場合には買い取り不可という場合もあるでしょう。
汚れ、ほつれ、型崩れ、カビ、皮の硬化、タバコのニオイなど、これらは全て査定に影響しますので十分気を付けてください。
査定直前にきちんと手入れをするだけで価格が多少UPすることもありますので、正しいお手入れをすることをお勧めします。

ブランドを知っておくこと!

毛皮を購入する場合、或いは売却する場合にも、ブランドを知っておくことは必要なことです。
ブランドというものは、その団体がこの商品を保証しているものですので、確実な安心感を得ることができます。
素敵なデザイン、色、手触り、着心地、「でもこのブランドは何だろう?」では、せっかくのブランド品でも安心感を得るどころか疑問しか残りません。
毛皮の知識がない方や鑑定できないような方でも、毛皮を着る機会はあるでしょう。
そのような方は下手な毛皮を手にすることを防ぐためにも、ブランドの名前は非常に有効です。
本人が判断できなくても、そのブランドが保証してくれるのですから安心ですね。
もちろんノーブランドが粗悪品だということではありません。
ノーブランドでも素晴らしい毛皮を販売している企業はたくさんありますし、公正な価格で販売しているところがほとんどです。
しかし購入する側にそれを判断する目利きができなければ、それが一つ不安材料になってしまうことは確かです。

毛皮初心者こそ、ブランドの毛皮を手にして良いものを知る機会があった方が良いでしょう。
良いものを手にすることで良質の毛皮を知り、それが目利きに繋がっていくことは間違いありません。
ブランドを知ることは、毛皮を楽しむために必要な一つの要素だと言えますね。

毛皮の人気ブランド

①SAGA(サガ)

SAGA(サガ)は、最高品質ブランドと言われています。
“サガファー”“サガフォックス”“サガミンク”と呼ばれて流通しており、特にミンクやフォックスは世界的にも上位に位置付けしている価値の高いブランドです。

②EMBA(エンバ)

EMBA(エンバ)は日本のブランドです。
間違いのない品質で、バブルの時代にはEMBA(エンバ)の毛皮を購入した方も多いでしょう。
バブル崩壊後には一次経営難に陥った時期もありましたが、現在もそのブランド力は健在です。

③American legend(アメリカン・レジェンド)

American legend(アメリカン・レジェンド)は、ダークミンクで有名なブランドです。
ダークミンク『ブラックグラマ』は非常に人気が高く、その『ブラックグラマ』を養殖し商品化して販売しているのがAmerican legend(アメリカン・レジェンド)です。
『ブラックグラマ』は漆黒のビロードのような色を持ち、一種の憧れを抱かれている毛皮です。
American legend(アメリカン・レジェンド)では、『ブラックグラマ』だけではなく、40種類の色のミンクを販売しています。

毛皮のフォックスの特徴

フォックスの人気

毛皮と言えば、毛皮に詳しくない方でも名前が浮かぶのが“ミンク”ではないでしょうか。
フォックスはキツネのことですが、ミンクに負けず劣らず人気の高い毛皮です。
ですから買取では高値が付くこともありますし、ブランドのフォックスであればさらに高値を期待することができるでしょう。

フォックスの特徴

フォックスは毛足が長いのが特徴です。
光沢は美しく、耐久性に優れ、高い保温性があるためコートやジャケットなどの大きなものから、マフラーやショールなどの小物も出回っています。
非常に様々なアイテムとして活用されているため、人気があることも頷けますね。

フォックスの色

フォックスにはいくつかの色のものがあります。
特に多いのはシルバーフォックスやブルーフォックスで、100年前から養殖が行われています。
色の違いで、それぞれの毛質の違いがあるのも面白い特徴ですね。
毛質について述べてみましょう。

シルバーフォックス

シルバーフォックスは全体にシルバーブラックで、尾の先だけが白い色をしています。
銀色に輝く毛色は、非常に魅力的です。
元々、シルバーフォックスはレッドフォックスの突然変異で出てきたもので、その美しさから100年ほど前から養殖が行われるようになりました。
現在も流通しているシルバーフォックスの全てが養殖です。
高値で取引されるシルバーフォックスは、黒っぽいところがあり鮮明な銀色のもので、この色のものが良質だと言われています。

ブルーフォックス

ブルーフォックスはフォックスの中でも生産量が多く、そのほとんどがスカンジナビア産だと言われています。
フォックスの中で最も肌触りが良いものがブルーフォックスだと評価され、毛皮衣料としては最も好まれている品種です。
密集した綿毛がふんわりとしたボリュームを作り、ゴージャスな印象を与えます。
さらに、毛色の薄いものはシャドーフォックスと呼ばれており、人気が高くなっています。

レッドフォックス

レッドフォックスは橙色っぽい毛色のフォックスです。
ただし、カムチャッカ産のレッドフォックスは赤みが強くファイアーフォックスとも呼ばれて最高級品とされています。
また、アラスカ産やカナダ産が良質だと言われています。

ブランド品のフォックス

人気の高いフォックスですが、中でも有名ブランドのフォックスは非常に人気が高くなっています。
ブランドの毛皮は、差ほど毛皮の目利きができない素人の方でも確実な品質を保証されていることで安心感がありますね。
つまり買取査定の際にも『ブランドの毛皮である』というだけで、その品質は間違いないものだということが証明できるのです。
保証書があれば価格が上がることは間違いないでしょう。
SAGA(サガ)やEMBA(エンバ)などの有名な毛皮ブランドや、GUCCI(グッチ)PRADA(プラダ)LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)CHANEL(シャネル)Christian Dior(クリスチャン・ディオール)FENDI(フェンディ)Ferragamo(サルヴァトーレ・フェラガモ)Miu Miu(ミュウミュウ)などの有名ブランドなどがあります。
ブランドの毛皮は質が良いだけでなく、デザイン性や利便性にも優れていると言えるでしょう。

フォックスのお手入れ

フォックスを着用したら、固く絞ったタオルで汚れを軽く拭き取り、目立った汚れがある場合には水で薄めたシャンプーにタオルと浸し固く絞って拭き取りましょう。
そして、水で薄めたリンスにタオルを浸し、固く絞って拭き取ります。
その際、毛の部分だけを拭くようにし、絶対に皮を濡らさないようにしてください。
皮部分は水に濡れると硬化するため、水が沁み込まないように気を付けなければいけません。

拭き取りが終わったら、太めの木製のハンガーに型崩れしないように吊るして、日陰で自然乾燥します。
完全に乾燥したら、誇り除けの布を掛けて収納してください。
毛皮は非常にデリケートなものです。毛が潰れないように、空間にゆとりを持って収納するようにしましょう。
室温は10度以下、湿度は50%前後が理想的です。

毛皮のデザイン

古い毛皮

毛皮は非常に長く着用できるものです。
ですから母親や祖母からもらった毛皮があるという方もいるのではないでしょか。
しかしいくら長く着用できる毛皮であっても、デザインは時代によって変化がありますので、貰ったはいいけど着られそうもないということは珍しくありません。
クローゼットや衣装ケースの中で眠っている毛皮があるという方は、是非リメイクすることを検討してみませんか。

毛皮のデザイン

ファッションに流行りがあるように、毛皮のデザインにも流行りがあります。
毛皮を使ったものには、コート、ブルゾン、ジャケット、ベスト、ショール、ストール、ボレロ、マフラー、ほかにもバッグや小物などがあります。
いずれもリメイクすることでデザインを変えることは可能です。
毛皮自体は普通の布のように縦糸と横糸で織ったものではありませんので、大切に使えば非常に長持ちするものなので、代々受け継ぎながら何度でもデザインを変えて大切に楽しむことができるものなのです。

自分でリメイク

毛皮には布端の処理が必要ないため、リメイクする際にロックミシンを使う必要がありません。
基本的には手縫いで巻き縫いをすればOKですが、難しいのは新たなデザインにするための裁断です。
縫い代は3㎜程度あれば良いでしょう。
裁断する際にはハサミを使用せず、裏側からカッターで少しずつ切るようにしましょう。
ハサミで一気に裁断すると、毛までカットしてしまうことがあります。
縫い合わせたい毛皮の毛の面を合わせて、2枚を手前から向こうに縫い進めていきます。
ただし、間隔を狭くすると皮が千切れることがあるので、3㎜間隔の荒い縫い目で塗っていくと良いでしょう。
普通の針では指すことが難しいので、針先が刃のようになっている針を使用します。
思っている以上に簡単にできますので、トライしてみるのも良いですね。

専門業者でリメイク

上記で自分でリメイクする方法を紹介しましたが、高価な毛皮や大きなもののリメイクの場合は、自分でリメイクすることは難しいかもしれませんね。
しっかりと仕上げたい場合には、やはり毛皮リメイクの専門業者に依頼することをお勧めします。
毛皮の縫製には、毛皮用のミシンが必要です。
こだわったデザインにリメイクしたい場合や、デザインについて相談したい場合には、やはりプロに相談したほうが良いでしょう。
リメイクにかかる費用は物によりますが、5万~20万円、デザインや毛皮の種類によってはもう少し高額になる場合もあるでしょう。
費用の心配がある場合には、予め業者に問い合わせて相談してみると良いですね。

古い毛皮の手入れ

何年も袖を通していない毛皮のコートや、使われていないショールやバッグなどの小物など、遺品整理をしていて出てきたという話しは実は非常に多いのです。
「デザインも古臭いし、何年も使われていないものだから」という理由で処分してしまう場合が多くあるようですが、毛皮はきちんと手入れをすれば長く使用することが可能なものです。
まず、カビが生えていないかを確認して下さい。
汚れがカビを見つけたら、毛皮の取り扱いのあるクリーニング業者に出すか、自宅で汚れを落としてください。
自宅で汚れを落とす場合、少量のシャンプーをぬるま湯で薄めたものでタオルを固く絞って拭き取ります。
さらに、リンスをぬるま湯で薄めたものでタオルを絞って拭き取り、最後に薄めたお酢で拭き取ります。
しかしゴシゴシ擦ると毛皮を傷めて風合いを損ねたり、毛が切れたり抜けたりすることもあります。
また、拭くのは毛の部分だけにして、皮の部分には水分が付かないようにしなければ、皮が硬化するので気を付けましょう。
拭き取りを終えたら、日陰干しで自然乾燥します。
必ず、完全に乾燥させるようにしてください。
少しでも湿気が残っていると、カビやシミの原因となってしまいます。
最後に毛を優しくブラッシングし、誇り除けの布を掛けて保管します。

リメイクをする際には、まず毛皮をキレイにしなければいけません。
業者に出すときには、クリーニングをしてからにしましょう。

新たなデザインに生まれ変わった毛皮は、まるで新品のような気持ちで着用することができるでしょう。
お家で眠っている毛皮があったら、是非リメイクを検討してみませんか。

毛皮のショールの使い勝手

シーンで使い分けるショール

毛皮のショールは非常に用途が広く、和装、洋装、カジュアル、正装と、実に様々なシーンで活躍します。
毛皮の種類もいろいろありますが、ショールの形もいろいろあり、シーンに合わせて選ぶことができますね。
また、毛皮のショールは年代も問わないため、非常に幅広い年齢層で活躍することができます。

成人式の日には、成人式会場に毛皮のショールを掛けた晴れ着姿のお嬢さんを大勢見かけます。
華やかさが増すのはもちろん、ショール1枚で保温効果はバッチリだと言われています。

また、結婚式の正体客の中には、ドレスに毛皮のショールといういで立ちの女性を見かけますね。
華やかで、ドレスのラインを隠すことのないショールはスグレモノと言えるでしょう。

さらに、普段のカジュアルスタイルにも、小ぶりな毛皮のショールを1つ加えるだけでワンランクUPしたファッションを楽しむことができるでしょう。

ただし、不幸事や葬儀には相応しくないので気を付けましょう。

ショールの実用性

毛皮の種類によりますが、毛皮のショールは軽くて暖かいため、実用性が高いアイテムだと言えるでしょう。
薄着をしていても首を毛皮で保護するだけで、全身に暖かさを感じることができますし、特に保温性に富んだロシアンセーブルなどはショールだけで十分な防寒になるとも言われています。
毛の長さや色、デザインなどで違った雰囲気を楽しむことができますので、寒い時期には重宝するアイテムです。

毛皮のショールの注意点

毛皮には保温性があり、冬場にはショールが活躍するでしょう。
ただし、一方で毛皮は水分に弱く、濡れたままにしておくとシミやカビの原因になります。
もしも雨や雪で毛皮が濡れた場合には、必ず手入れをしてください。
毛皮の毛の部分が濡れた程度であれば、押えるように水分を拭き取って日陰で自然乾燥すればOKです。
汚れがある場合には、ゴシゴシ擦らないように拭き取ります。
取れにくい汚れであれば、シャンプーや中性洗剤を薄めた洗剤液でタオルを固く絞って、汚れ部分を拭き取ってください。
艶だしにリンスの薄め液で同様にタオルを固く絞って、拭き取ります。
拭き取った後は日陰で自然乾燥し、必ず完全に乾燥させるようにしてください。

ただし、皮の方まで水分が沁みると皮が硬化してしまいますので、気を付けなければいけません。

毛皮のショールの巻き方

毛皮のショールは、ボリュームを活かした巻き方をすると良いでしょう。
カジュアルスタイルにはザックリとした巻き方をするとゴージャスな雰囲気になりますし、小顔効果も期待できます。
また、小ぶりなショールを小さく巻くと上品で可憐な雰囲気になり、可愛らしい印象になるでしょう。
ホック付きのショールは形がキレイですので、そのまま付けるだけで様になりますね。

色を選ぶ際には、合わせる洋服とのコーディネイトが重要です。
全体に薄い色合いのときには、濃い目の茶や黒っぽい色のショールを使うと、全体を締める効果が期待できます。
また、逆に全体に暗く重めの色合いの洋服のときには、明るめの色のショールで重くなり過ぎないようにすることができますね。

室内に入ったときの毛皮のショールの扱い

レストランや結婚式場、成人式会場など、毛皮のショールを付けて出向いた先の室内に入ったとき、ショールはどうしたら良いのでしょうか。
もちろん、ショールは外すのがマナーです。
コートを預かるクロークがある場合には、ショールも一緒に預けます。
ただし、預ける前に大まかに汚れを払って、水分の付着があればハンカチなどで拭き取ってください。
また、預けるところがない場合には、外したショールが潰れないようにしてください。

毛皮のお手入れ方法

毛皮を着用した際の手入れ

毛皮を着用したら、着用後にはキレイに洗った手の平で毛皮全体を軽く叩いて埃を払ってください。
毛の間に入り込んだ埃を取るために、毛皮を逆さにして手の平で再度毛皮を叩きます。
型崩れに気を付けて太めの木製のハンガーにかけ、埃除けの布をかけてクローゼットにゆったりと収納しましょう。

汚れを見つけた場合には、すぐに固く絞った蒸しタオルで汚れ部分を軽く叩いて汚れを取り除いてください。
取れない場合には擦ったり強く叩くようなことはせず、毛皮の取り扱いがあるクリーニング業者に依頼をしましょう。

また、毛皮にはタバコや香水のニオイが付きやすいため、注意が必要です。

雨に濡れた場合のお手入れ

雨に濡れた場合、或いは雪も同様です。
毛皮をよく振って水を切って、乾いたタオルで丁寧に拭きます。
水分を拭き取ったら、型崩れしないように太めの木製のハンガーにかけて通気性の良い日陰に干して乾かします。
完全に乾いたことを確認して、保管します。
ただし、濡れた水分の量が多い場合には、皮が硬化したり破れる場合もありますので、なるべく濡れないようにした方が良いですね。

毛にクセが付いた場合のお手入れ

保管の仕方などによっては、毛皮の毛に変なクセが付いてしまうことがあります。
そのような場合には、濡れタオルで毛先を濡らすか、霧吹きで軽く濡らしてクセを直します。
手や櫛などで毛並みを整えて、通気性の良い日陰に干して乾かします。
必ず完全に乾くまでは保管しないでください。
カビや硬化の原因となってしまいます。
また、皮の部分は濡らさないよう気を付けましょう。

ジュースなどをこぼした場合のお手入れ

水をこぼしたときは、すぐに水分を拭き取ると良いですね。
固く絞った蒸しタオルで軽く押えるように取り除いてください。
その際、皮の部分に沁み込まないようにしなければいけません。
ジュースなどの糖分を含んだものや、コーヒーやお茶など色の付いたものをこぼした場合にも、同様に水分を拭き取らなければいけません。
ただし、毛皮に糖分が残ると虫食いの原因になりますし、色が残ってしまう場合もありますので、そのような場合には毛皮の取り扱いのあるクリーニング業者に依頼をしてください。

毛皮の風合いを戻すお手入れ

毛皮の毛をふわっとさせるためには、毛に付着した汚れを取り去る必要があります。

用意するものは、シャンプー・リンス・お酢です。
容器にシャンプーを少量入れて1,000倍程度の濃度になるように水を入れ、キレイなタオルをシャンプー液で濡らして固く絞ります。
毛の部分を優しく拭き取ります。
次にシャンプー同様にリンスの薄め液を作ってタオルを濡らして固く絞り、毛の部分を拭き取ります。
いずれもニオイのキツイものは避けましょう。
最後に、10倍に薄めた酢でタオルを絞って、同様に拭き取ります。
お酢は雑菌作用があり毛を柔らかくする作用がありますので、仕上がりがふわっとします。
太めの木製のハンガーに毛皮をかけ、日陰干しで自然乾燥をします。
完全に乾いてから、軽くブラッシングをしてください。
ただし、拭き取るのは毛の部分だけにし、皮には水分が付かないようにしてください。
皮は濡れると硬化しますので、気を付けてください。

クリーニングに出す場合

毛皮を家で洗うことはできませんので、絶対にしてはいけません。
「ちょっと試しに・・・」という気持ちが後悔の元です。
絶対にやめましょう。
毛皮を洗いたいときには、基本的にはクリーニング業者に依頼をしましょう。
必ず毛皮の取り扱いがある専門クリーニング業者に『毛皮専用のパウダークリーニング法』を指定して依頼して下さい。
『パウダークリーニング法』は、カエデやトウモロコシなどの芯から作られたパウダーに洗剤を染み込ませ、回転洗浄機でクリーニングする方法です。
パウダーが汚れを吸着するためキレイでソフトな仕上がりになり、パウダーに油脂分や色素が少ないため毛皮に影響することがほとんどありません。

ドライクリーニングの場合、溶剤に毛皮を浸け込んで洗うため、皮が硬化したり縮んでしまう場合もありますので、避けた方が良いでしょう。

母が遺した高級品

母が話したこと

父が亡くなって、母は一人暮らしを12年していました。
その母がガンを患って入院し、それ以降は体力が落ちてしまい、自宅で一人暮らしをすることが難しくなっていました。
私には兄がおりましたが、若くして不慮の事故で亡くなっており、子どもは私だけでした。
私は結婚しており、夫の両親が同居していたものですから、私が母を引き取ることはできませんでした。
夫や夫の両親は「家に引き取りなさい」と言ってくれましたが、家中をバリアフリーにし、各所に手すりを付けなければならず、何より弱って介護が必要になった母を夫や夫の両親の目に晒すようなことはしたくなかったのです。
退院後、母は施設に入所しました。
そのとき私は母に、家を整理してほしいと頼まれたのです。

母の話しでは、「宝石類は値打ちのあるものが多いけれど、ほかにお金に替えられるようなものはない」ということでした。
母に言われるままに、タンスの中に隠すようにしまってあった宝石が入った箱を取り出し、中を確認して買取業者で査定をしてもらいました。
ダイヤや真珠など数点、いい物もあったようで30万円ほどになりました。
母は世話をする私にその30万円を寄越しましたので、私は施設の費用や頼まれた買い物などに遣っていました。

私は、「ほかに値打ちのあるものはない」という母の言葉に何の疑問も抱いていませんでした。

母の他界

その母が他界しました。
施設に入所して1年と2ヶ月、肺炎で亡くなったのです。
母の家の遺品整理をするのは、私しかいません。
しかし気力が湧かず、母が他界してから半年間は触ることができませんでした。
季節が秋に変わった頃、冬になる前に少しは整理しておこうという気になり、私は母の家に行って遺品整理を始めたのです。

遺品整理で出てきたもの

母はオシャレな人でしたので、一部屋を衣裳部屋のようにして使っていました。
ほとんどの衣類は処分しなければいけないようなものばかりでしたが、部屋の奥に置いてある洋箪笥から毛皮が3着出てきたのです。
母は年代の割りにハイカラな人で、着物を着るよりもワンピースを着るような人でした。
出てきた毛皮は、私は始めて見るものでした。
見るからに古く、とても値打ちがあるようには見えませんでしたが、毛皮が掛かったハンガーに保証書が入った袋がそれぞれぶら下がっていたのです。
「保証書があるということは、それなりに良いものかもしれない」と思い、また、あまり安物を好まない母でしたのでもしかしたら良いものかもしれないという思いもありました。
何より、とても手触りの良い毛皮だったのです。
そして私は、宝石の買取をしてもらった業者に再び足を運んだのです。

毛皮の査定

母の毛皮は、ミンクが1着、フォックスが2着でした。
状態は悪くはなかったのですが、何しろ古いものでしたのでデザインが古臭く、結局3着で10万円という査定でした。
保証書があったことで少し査定額が高くなったようですが、これが高いのか安いのか妥当なのか私には分かりません。
ただ、ブランド物で「とても良いものですよ」「これでも毛皮の査定としては高い方なんですよ」という買取業者の言葉を少し安堵の気持ちで聞いていました。
母はオシャレな人で、いつも本物を持つことにこだわっている人でした。
母が何故「ほかに値打ちのあるものはない」と言っていたのか、今となっては分かりませんが、最後に高級品を遺してくれました。
母は毛皮があることを忘れていたのか、それとも元気になったら着るつもりだったのか。

私は結局その3着を売却せずに、自分のサイズに合わせてリフォームし、母の形見として手元に残すことにしました。
ミンクのコートは私のジャケットになり、フォックスのコートとショールは私のコートになりました。
費用は全部で30万円掛かりましたが、母の物を残すためなので高くはありません。

母が遺した高級品を私も大切にしたいと思います。

女性のマナー、毛皮を着ていい場所・悪い場所

毛皮はいつ・どこで着てもいい?

女性が毛皮のコートやストールなどを身に付けたり、成人式や卒業式などで毛皮のショールを羽織っている姿を目にしたことがあるでしょう。
毛皮は華やかな印象がありますので、女性を美しく演出する重要なアイテムです。
マフラーやバッグ、手袋やキーホルダーなど、毛皮の小物も様々あります。

では、毛皮はどんな場所に着て行っても良いものなのでしょうか。
華やかなアイテムとして『パティーに着ていきたい』『成人式でショールを羽織りたい』という女性は多いでしょう。
しかしもしも着ていった場所が毛皮NGだった場合、マナー違反になり恥をかいてしまうことになります。
毛皮のマナーを知って、恥をかいたり迷惑を掛けることがないよう、気を付けたいですね。

ここでは女性として気を付けたい、毛皮のマナーについてお話ししましょう。

結婚式やパーティー

華やかなイメージのある毛皮ですから、結婚式やパティーにはピッタリな印象を持っている方も多いのではないでしょうか。
実際、最近では寛容に捉えられている部分がありますが、毛皮は動物の皮ですのでどうしても“殺生”のイメージが伴います。
ですからおめでたい結婚式やパーティーなどで毛皮を着用することは、御法度とされていました。
また、料理に毛皮の毛が混入することや、抜けた毛が飛んで周りの方に付くようなことがあってはいけませんので、やはり会場で着用することは遠慮した方が良いでしょう。
ですから毛皮は会場に入る前にクロークに預けて、結婚式やパーティーのテーブルには持ち込まないようにしましょう。
ストールの場合は、入り口を入るときは羽織ったままでOKですが、会場へ入るときには外すようにしてください。
着物のときには必ず取ってください。
また毛皮の種類では、ミンクは30代~50代、それ以上の年代の方でも良いでしょう。
しかし10代20代の方がフォーマルな会場で高価な毛皮を着用するのは、あまり好ましくありません。
というのも、欧米では若い年代の方が高価な毛皮を着用することを『安っぽい商売女』という意味合いで捉える風習があります。
逆に、ある程度の年代の方がフォックスなどの若い人向けの毛皮を着用することも、恥ずかしいことです。

さらに、フォーマルな席でブルゾンなどのカジュアルなデザインのものを着用するのは、いくら高価な毛皮であっても間違いです。
笑い種にされてしまうので、気を付けましょう。

ほかにも毛皮のケープを洋服に合わせたファッションがありますが、毛皮ですので会場にそのまま入ってしまうのはマナー違反となります。
寒さ対策の場合もありますが、そのような場合でも毛皮は避けた方が無難でしょう。

葬儀

では、葬儀に毛皮を着用していくのはどうでしょう。
葬儀には皮のバッグなどを持っていくのもマナー違反とされています。
革靴、皮のベルト、皮の時計ベルトなどにも気を付けなけれないけませんね。
毛皮からイメージする『動物の殺生』は葬儀では厳禁です。
特に年配の方の中には、眉をひそめて嫌悪を表す方もいるでしょう。
最近は寒い時期であれば毛皮を羽織ることもOKとする寛容な意見もあるようですが、やはりヨシとしない風潮は拭い切れない部分がありますので、着用しないことが望ましいでしょう。

着用を控えたい場所

毛皮の着用を控えたい場所として、海外が挙げられます。
というのも、ワシントン条約、いわゆる『絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約』で、持ち込み禁止となっている動物の毛皮の場合、没収される可能性があるからです。
毛皮の場合、トラ、ヒョウ、ジャガー、チーター、ヴィクーニャ(ラクダ)などは持ち込み禁止です。
条約加盟国への入国時には税関で見つかると没収されてしまいます。
手荷物に隠し入れたとしても、無作為に手荷物検査をされて発覚することもありますので、やめた方が良いでしょう。

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